デッサン日記

     2007. 3月17日(土)   指輪物語

 J.J.R.トールキン著の「指輪物語」を読み終えた。3部作9巻の文庫本であったが、まだ付録の補完版を読み終えていないのだが・・・。

映画の「ロード・オブ・ザ・リング」の二部の「二つの塔」と「王の帰還」は読む前にTVで見ていたのでイメージの描出が楽であった。
しかし映画と原作の小説ではかなり違うこともわかった。

悪と善、立場の違いによってはそれは逆転する場合もあるのか?歴史では勝者が善であった。
トールキンは善と悪を始めから明確にすみ分けていた。

ファンタジーとするならとても面白いが、よくよく考えると不思議なこともある。それは悪の種「オーク」は物語の中では女性系が出てこない、どうやって増えたのだろうかとか・・・考えないこともなかった。
それにエルフとかはキリスト教でいう天使(ミカエル)なのであろうか・・・。

最後の出港のシーンはどこへ行くのであろう、彼岸(天国)へ帰るのであろうか?あとがきでは寓意的な意図はないと言ってはいるが、彼の思いが暗黙のうちに伝わってくる。
この小説は発想の土台も非常に深く、とても面白く興味をもって読むことができた。

デッサンはガラドリエルを描いたつもりである。


                2007.2月1日(木)  Goldberi

 明けて今日が(書いているのは2月2日)満月であるが、何か私は悪いことをしたのだろうか・・・・・。
娘が足の骨(右親指の基節骨)を骨折した。
また冬眠していると思ったハムスターのシマ子が死んでいた。

娘の骨折は不幸中の幸いといおうか4〜6週間固定していればよくなるものらしい。

年末から作業していた観測小屋ではスライディングルーフの台のレールに頭をしこたまぶつけ(最低一日に一回はぶつけた)目から火が飛ぶような顔面強打もあった。私の頭頂部はコブとカサブタでボコボコである。
そろそろ完成でもうコブは作るまいと思っているが、やはり死んだ親父がお袋と共に購入した自分の土地にバカ息子が遊び道楽の天体小屋を作っているので懲らしめのゲンコツを毎日お見舞いしてくれたものと頭をぶつけるたびに『ありがとうございます』とお礼を言いました。
それにしても鉄骨相手では本当に痛かった。
工事現場でヘルメットとかぶる理由がよくわかりましたが、観測小屋をつくるのにヘルメットもあるまいとかぶらなかった。


デッサンは現在読んでいる「指輪物語」の2巻目の始めに出てくる、川の女神の娘ゴールドベリです。


              2007.1月3日(水) wake up

 もう少し描き込みたいがこれでアップ。これから何枚も展開する。

数年前同じような構成で大きな絵を描いたころがあった。
そのときはイメージより先に絵柄が先行していったので何を描きたいのかという事が見えなかった・・・失敗作でした。

今回はあることを思念しながら念描したら又しても同じような構成の絵柄がでてきた。
数年前の絵は現在これから描くものを(何年も)先行して念描した図柄だということがわかった。

描きながら(描きあがってから)イメージを読み込むこともできるが、やはり何を描きたいか強い思念がなければ最後まで絵を完成させることはできない。

年末にJ・R・Rトールキン原作の「指輪物語」をもとにした映画「ロード・オブ・ザ・リング」を見ていて、トールキンの描く神話構成が・・・私が以前知りえた情報(人間からのものではないかも)と非常によく似た部分があったので、録画したものを2,3回見直した・・・。私が興味ある部分は物語の展開以上に、ホビットやエルフ、人間、ドワーフ、魔法使い、オークなど唯一神のもとのさまざまな階層の展開であった。
J・R・Rトールキン原作の「指輪物語」全9巻プラス補完版をAmazonで注文してしまった。
トールキンもまた神々や精霊と交信できる人ではなかったか・・・・・?。


          2006.11月26日(日)  旅
 星の撮影の遠征は130kmほど車で2時間半くらい、いつも生活している環境から離れるのだから旅だと思う。
撮影に熱中しているときは考える余裕はないが、移動中の特に帰路に一瞬ですが今自分がしている生活の反省など考えるときがある。
いつもの環境で生活しているときには思いつかないことも、ふと見えてくるときがある。
それを訂正して実行するかどうかは、また一考を要しますが、こういうことを考えることができるだけでも旅は貴重だと思う。
昨夜の撮影は丸坊主ではないが、天候の急変で坊主に近い・・・。ガックリとこうべを垂れての帰路にはいろいろな反省も去来するが・・・。
成果が上がった時にはうれしさに有頂天になり反省などあまりしないものだ。

デッサンは過去のスケッチブックから『北ア・剣岳の三の窓付近』のスケッチ


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