デッサン日記
2月13日(日) フィナーレは土星 最高の癒し系玩具、自動導入天体観測装置をとうとう使ってみた。 待ちに待った星が見える夜だが、水蒸気やモヤが多く、肉眼では1等星以上しか見えない。数えるほどの星の数だが、夕暮れには雲が多くあきらめていたのでとても興奮した。、とうとうタカハシの赤道儀と望遠鏡を使うときがきた。望遠鏡はタカハシ製では一番安いFS-60Cである。ニコンのD70とレデューサーで直焦点撮影できるので買ってみた。一番安いといっても10万は下らない。 赤道儀はタカハシの自動導入赤道儀EM-10Temma2Jr.である。パソコンにつないで星を自動的に導入することができます。 このタカハシ製の自動導入赤道儀は天文学的値段であった(私から見れば)。しかしその天文学的値段の壁を打ち砕くほどの魅力、魔力を持っていた。 夢にまでみた天体の撮影が、デジタル技術の進化により、複雑な撮影技術を駆使しなくても天体を写すことができそうなのであります。 天文の世界では有名なアサダ考房さんに特別に安く組んでもらいました。 アサダ考房の浅田さんは、天体の自動導入ソフト「テレスコ2000」を作った人でもありますが、天文の世界では知らない人はいないという有名な人です。ネットで近所に住んでいることが判り、偶然なことに知り合いになることができ、天体撮影セットを組んでもらうことができました。 最高の癒し玩具の初使用・初撮影は、まず北極星のポラリスに極軸をあわせ、マイナス1,6等星のシリウスで位置設定をしました。自動導入をして初撮影は0,2等星のカペラ。次は窓の撮影可能位置の関係でプロキオン0,5等星。 ウィスキーを飲み始めながら土星が窓枠の下まで来るのを待ってAM3時過ぎにようやく土星を捉えることができ撮影は終わりました。 肉眼では1等星以上しか見えませんでしたが、自動導入した望遠鏡からは、倍率こそ10〜20倍くらいでしたが、たくさんの星が見えました。 探さなくともピタリと望遠鏡の真ん中に目的の星が写ります。 見れば見るほど奥が深くなっていく星宇宙の世界でした。 娘の角部屋と私の画室を交換してもらって作った『スターウォッチングルーム』も真夜中にカーテンを全開にしてとても気持ちがよかった。 今夜一日で購入費の三分の一ほどは元が取れたような気分です。 |
2月6日(日) 検査入院 2月3日から心臓冠動脈の検査入院をしました。 同室の入院患者は私を入れて4名。 先月の終わりに心筋梗塞で緊急入院をして3日間意識がなく、奇跡的に意識を取り戻したKさん。腎臓で危機的状況が続き輸血をしたりしていたTさん、明日から透析をはじめるらしい。透析を始めれば腎臓はもう機能を停止してしまう・・・。 明日は私もカテーテル挿入で心臓の血管造影検査をします。 昨日までは心電図、レントゲン、採血とお決まりの検査をしました。 カテーテルでの検査結果が悪ければ、即刻続けて血管拡張手術(カテーテルを使って血管を拡張してステントを挿入するのですが、これは一応手術あつかいになります)をすることになっています。 初めての入院のときは『のんびりできていいな』などと思っていましたが、もう何度も入退院を繰り返していると、この入院生活が退屈きわまりまいがいたしかたないところか・・・。 運動や節制をしてもう二度と入院はしたくないと思う。 |