穂高岳(五)

 ゆっくり行けば大丈夫だと思っても、後から考えると冷や汗のところが2,3箇所あった。滝谷C沢の源頭域で岩壁群が300mの高度差でなぎ落ちる奥壁バンドのあたり。後ろ向きで降りるのですが、下に足がかりとなる箇所が見当たらず、『エエ〜イ、面倒だ・・・』といい加減に下の足を降ろしかけたが・・・・、『これをやったら命が無い・・・』と思い直し、両手ともう一方の足をふんばり、慎重に足がかりを探しました。どうもO型(血液型)は面倒がりでそそっかしい、こんな場所での短気は命取りである。

あの有名な滝谷の上部

前穂

奥に奥穂の右にジャンダルムもみえた。

手前右涸沢槍と涸沢岳

奥穂にガスが来ている